思わず最後まで読まされてしまいました。
面白いです。
特に、劇場版Zガンダムは、全て新作にした方が楽だったという下りは面白すぎます。つまり、旧作のフィルムを使うことに価値や意義があると言うことですね。新しければ良いという単純な話ではありません。実に面白い。
しかし、もっと衝撃的なのは、あのTVシリーズのZガンダムを愛好する者達が多いという話です。あのZガンダムなのに!
つまりは、僕らの世代より下の世代、ファーストガンダムを受け止めるには生まれてくるのが遅すぎた世代は、Zガンダムを僕らのガンダムとして受け止めていたということですね。それを読んで、身近にもその世代のZファンがいて、納得がいきました。
でも本当に衝撃的なのは…… §
本当に衝撃的だったのは、はっきりとZガンダム再評価というムーブメントが存在することが分かったことです。
それがなぜ衝撃的なのか?
なぜなら、TVシリーズのZガンダムが終了のあとしばらくして、個人的に「Zガンダムは再評価される時が来る」と主張したからです。
しかし、いくら待っても、そのような動きは起きませんでした。
失意の中で、すっかりそのことを忘れていました。
ですが、Zガンダムの価値を正しく再評価する動きがあることが、この本からよく読み取れました。これは衝撃的ですね。なにせ、自分でも、あの主張は間違いだったと思っていたほどですから。